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鈴江俊郎 戯曲

巨大なる怠慢とほんのすこしの歌

 

子どもの卒業式、入学式で君が代斉唱の時間には起立しない、という意思表示を続けてきた夫婦が離婚の危機だ。

妻がもう起立したい、社会からの孤立感に耐えられないというのだ。

煮詰まった話し合いを助けてほしいと夫の発案でふたりは20年来の旧友である、大学時代のサークルの後輩夫婦を突然訪ねた。

話し合いは困難を極める。成行きはおかしくも悲しい予感を漂わせる。

 


2020年2月 「いまだからこそ君が代・日の丸をかんがえる」企画のために書き下ろされた作品。
70分
4人(男2・女2)

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