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鈴江俊郎 戯曲

私たちはどうしたらあえるの?ーーある日街宣車がきて

 

平和運動に取り組む集会が、右翼の脅迫によって開催中止に追い込まれた。

会場提供者たる役所が使用を拒んだのだ。

太平洋戦争中、日本軍によって集団レイプされたフィリピン女性たちを招く証言集会だった。

開催中止をきっかけに運動から離れる四人の若者。

運動の再開を目指して説得を続ける一人の若者。

彼らの文通のやりとりが展開する。

心弱いが団結を信じる心が揺れる。

そして必ず、再生していくのだろう。


「――ある日水がきて」の上演を断念したのち、本番までの数日間で書き上げられた別バージョンの台本。

 

2011年3月執筆、初演

90分
5人(男3女2)

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