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鈴江俊郎 戯曲

靴のかかとの月

 

昭和天皇の戦争責任を糾弾するモノローグから始まる問題作。
小さな食堂を父と娘は営んでいる。
戦争は日々激しくなる。
食堂の常連客の学生・神山は娘に恋をしているのに、告白もできないで志願して出征してしまった。
手紙の中でも告白できない神山。
彼の軍隊生活の報告は切ない。
「靴で殴られると目から火が出ます。星が出て、時にはお月さまが出ます。そしてなにより涙が出ます。」

1989年3月 劇団その1公演
90分
6人(男2・女4)


…戯曲集「靴のかかとの月」(而立書房)掲載
 

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