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鈴江俊郎 戯曲

にちにちのともににちにちのたよりを

 

平和憲法第九条を絶対に守ろうとする人たちがいる。
既成政党の運動はだめだ、
はじめから「闘ったけれど憲法は変わった、けれどよくがんばったから満足だ」

と予定している様子だと彼らは考えた。
だから脱退してグループを作ったのだ。
しかし、どうしたら実際守れるのか?
過激な戦術だと逆効果だ、しかし地道な運動は手ごたえがない。
黄色い服着るか?街頭で芸を見せるか?
……彼らは日々いたずらに会議をくりかえすばかりだ。
憲法改悪が迫る〇七年夏、
問題意識の持ち主たちは泣き、笑う。

2007年11月 劇団百年イラチカ公演
60分
5人(男2・女3)  

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