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鈴江俊郎 戯曲
てのひらのこびと
新学期の始まる春。
紙漉きで有名なとある街の旅館に、
高校の英語教師、田之上有紀とそのクラスの男子生徒、唐崎三平がころがりこむ。
道ならぬ恋に陥ってしまった二人は、高校で別れを誓わされるはずだったその日、逃避行に出たのだった。
新しい場所でようやくお互いを見つめ始める二人。
お互いに欠けていた言葉を見つめ、
そしててのひらでつぶさないようにしていたこびとを見つめ……
2004年4月 新国立劇場上演
90分
3人(男2・女1)
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