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鈴江俊郎 戯曲
よるのたかさで光をのぞむ
若き労働運動家宗像は近々同志である泉と結婚する。
同志の結婚式は左翼文化の発揮の場、
政治集会そのものの演出だ。
その準備を手伝う新人活動家は戸惑うばかりだ。
停滞する運動のさなか、ベテラン活動家も若者も動揺する。
運動を離れようとする者、硬直化する教条をさらに強靱にして進もうとする者、
彼らの議論は痛々しいばかりだ。
「時代遅れ」と言われるような誠実に身を捧げる若者のありさまは時に滑稽だ。
しかしこの時代を生き生きと反映する群像なのだ。
1998年12月 創造集団アノニム公演
100分
5人(男3・女2)
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