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鈴江俊郎 戯曲

純喫茶マツモト~青い春 僕たちの自問自答篇

 

小さな喫茶店に集う若者たちの悲喜こもごもをコント仕立てで描く。
開店して一年の純喫茶マツモト。
ビルの二階の一角を借りて店を始めたマスターは経営を軌道に乗せるために四苦八苦している。
バイトのお姉さんたちもそのオーナーの熱にほだされて、

一生懸命店内の内装を半月ごとに総とっかえしたり、その労力も空回り気味です。
店におしぼりを納入する業者の人も一緒に作戦会議に取り組んでいる。
ビルの大家の兄弟たちもこの店に不穏な揉め事を持ち込んだりして……
近所の大学生には人気のないスポットだが、マイナー演劇部の四年生にはいつもの打ち合わせ場所。卒業公演を前に悩んでいる。
会社の登社拒否になってしまったお隣のご主人、奥さんと息抜きはこの場所くらいしかない。
よちよち歩きの喫茶店に世間は容赦なくプレッシャーをかけてくる。
危うし純喫茶マツモト。そのプレッシャーはここに集う若者たちの気持ちをさらに不安定にさせるようだ。
僕らの自問自答は明るい希望を見出せるのだろうか?。

2011年2月 桐朋学園芸術短期大学 演劇専攻卒業公演
120分 
15人(男5・女10)

16人(男5・女11)

17人(男6・女11)

18人(男6・女12、あるいは 男7・女11)


※ご注文の際はどちらの登場人数のバージョンをご希望か明記してください。

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